園庭整備を終えて

西大寺北こども園

園長 松井 登喜子 先生

令和6年度に、公立幼稚園から私立認定こども園へ生まれ変わるにあたり、園舎と園庭の改修を行いました。

以前の園庭には、広い運動場と、季節の移り変わりを感じられる大きな木々がありました。今回の改修では、スマートエデュケーションからの提案を取り入れ、これまでの園庭の良さを生かしながら、木々を大きな築山に植え、トンネルをひと回り大きくするなど、新しい園庭へと生まれ変わりました。

完成までの過程では、子どもたちが主体的に遊びを見つけ、さまざまな楽しみ方ができる園庭を目指して、職員間で研修や話し合いを重ねました。子どもが通ると危険になりそうな場所には草木を植え、ジャンプして遊ぶ場所にはバークチップを敷くなど、安全面にも工夫をしました。工事が終わり、いよいよ遊べる日を迎えると、「もう遊んでいいの⁉」と、子どもたちは目を輝かせて園庭へ飛び出していきました。

中でも子どもたちの目を引いたのが、手押しポンプ「ガチャポン」です。先生たちはあえて使い方を教えず、子どもたちが自分で考え、試す姿を見守りました。レバーを動かしてみると、「あ! 水が出た!」と歓声が上がり、そこから川づくりやお風呂づくりへと遊びが広がっていきました。

また、草の中で虫を見つけて捕まえたり、友達と発見を共有したりする姿も見られます。自分たちで種をまいたクローバーが芽を出し、花を咲かせたことを喜ぶ姿もありました。

園の周辺には田畑が残っているものの、子どもたちが自然の中で思いきり遊ぶ機会は限られています。野山を駆け巡るように体を動かし、小さな生き物に触れ、心も体も解放して、夢中になって遊ぶ。この園庭で、そんな経験をたくさんしてほしいと考えています。

草木や虫、水や土など、身近な自然に触れながら、「やってみたい」という思いをもとに挑戦し、友達と考え、試し、発見する。そんな子どもたちの姿を、これからも大切に見守っていきたいと思います。

新しい園庭から、これからどのような遊びや発見が生まれていくのか、私たちも子どもたちと一緒に楽しみにしています。