熊本県|宇土エンゼル保育園
宇土エンゼル保育園
園長 草野真功
保育は環境を通して行われるものであり、子どもにとって身近な環境のすべてが教材となります。その環境構成について考える中で、私は園庭のあり方に疑問を持つようになりました。

これまでは、運動会やお祭りなど年に数日間の行事のために平坦な園庭を維持する必要があり、子どもの自発的な遊びが生まれにくい環境となっていました。そこで、運動会を地域の体育館を借りて開催する形へ変更し、子どもたちが日常的に自然と触れ合い、探検したくなるような園庭へ転換することを決意しました。そのような折に、ASOBIOと出会いました。
築山に植える植栽は、自分の目で確かめながら、子どもたちが遊ぶ姿を思い描いて選びました。季節ごとにさまざまな色の花や実を楽しむことができ、山の頂から流れる水が溜まり、それを使って遊ぶことができる築山を設計していただきました。

初めての春を迎え、木々や草花が芽吹き始めると、築山を探検して「発見」を楽しむ子どもたち、木登りや築山の上り下りに「挑戦」する子どもたち、泥や水でダイナミックに「遊び」を楽しむ子どもたちの姿が見られるようになりました。また、木の枝や落ち葉を使ったままごと遊びを通して、見立て遊びの広がりも見られるようになりました。これからも、季節の移ろいによる自然の変化の中で、子どもたちがさまざまな「体験」を重ねていけることを願っています。
