ASOBIOとは

MESSAGE 雑草があそびを変える。

あそびを通して、 自然の不思議さ、面白さ、美しさに 出会う空間「ASOBIO」。 多様な生命、土、水、太陽と触れ合う空間は 持続可能な社会の基盤です。 太陽の下で、草花や生き物、水や土に触れたり、 ぐちゃぐちゃ、ドロドロ、ペタペタの経験は、 感性や五感を育みます。 邪魔者扱いだった雑草も、 見つめ直すと立派なあそび場になり、 愛おしくなります。 からだをいっぱい使って遊ぶ ダイナミックなあそび場から、 思いにふけって静かに過ごせる場、 自分の居場所が必ず見つかります。 こども一人一人の思い思いのあそびを通して 自己肯定感(ウェルビーイング)を育みます。

『ASOBIO』 に込めた想い

ASOBIOに込めた想い1

自然は遠くの山や海にあるものではなく、私たちのすぐそばに存在し、私たちとつながっています。持続可能な社会が注目されるなか、特に幼児期には、自然を保護すべきものとして遠ざけるのではなく、身近なものとして直接触れ合い、楽しむ体験が重要です。そんな体験ができる場をASOBIO(あそび+ビオトープ)と名づけました。
ロゴマークは、「ビオトープ(葉っぱ)を中心に園庭(自然、大地、水)を構成していく」というASOBIOのコンセプトを表現しています。
子ども主体、保育者主体に加え自然環境も主体と捉える新しい「共主体」の場ASOBIOを園庭に作りませんか?

ビオトープ発症の 地ドイツの幼稚園の園庭

ビオトープ発祥の地ドイツでは園庭の中にビオトープを取り入れている幼稚園がたくさんあります。

ドイツの幼稚園の園庭1

園庭の中に自然をビオトープとして区別して設置するのではなく、園庭遊びの導線の中に上手に自然を配置しています。

ドイツの幼稚園の園庭2

滑り台や遊具、グラウンド(平地)とビオトープが園庭の中にバランスよく配置されています。

ドイツの幼稚園の園庭3

子どもたちは、園庭の遊びの中で沢山の生き物に出会い、遊びが更に発展します。

ドイツの幼稚園の園庭4

園庭での遊びを共有するためのドキュメンテーションが掲示されています。ドキュメンテーションがヒントになり園庭での新しい遊びが生まれたり、大人が子どもの興味関心を理解する事ができます。

このページの写真は(公財)日本生態系協会さんから
提供いただきました。

ビオトープの誤解

(公財)日本生態系協会 教育研究センター
センター長 田邊 龍太

(公財)日本生態系協会 教育研究センター センター長 田邊龍太

ビオトープというと、「池作り」をイメージする方が多いかもしれませんが、それだけではありません。
ビオトープとは、「その地域にある草地・樹林・水辺など、地域の自然の生物が自立してくらしていける場」が本来の意味です。
下の写真のように、海岸の砂地もビオトープのひとつです。ここでくらす生物がいます。皆さんの園でも園庭の一画に雑草(野草)が生えている場所があれば、それはビオトープです。

ビオトープの誤解1
ビオトープの誤解2

園庭に池を作り、トンボなどの自然の生物がくらすビオトープを設けるのも良いですが、案外管理が大変な場合もあります。園庭の片隅に、地域の自然の植物を植えたり、生やしてみたりする事から始めても良いのかもしれません。