園庭整備を終えて

つつじ幼稚園

園長 飯島 天平

トップダウンではなく、現場の先生の意見を聞きながら園庭整備を進めたかったので、スマートエデュケーションさんに園庭研修をお願いしました。先生から沢山の意見が出て、自分たちで保育環境を考えたいという想いを感じる事ができ、嬉しくなりました。

先生が理想の園庭を自由にスケッチすると、自園の園庭とは180度違う、自然豊かで、起伏があり、チャレンジできる園庭が沢山描かれていてました。

ASOBIO園庭アンバサダーのきよせ幼稚園さんを訪問し、職員交流をしました。ケガの心配や保護者の理解を得る方法等を学ぶことができました。私たちの要望を全て実現するのではなく、子どもたちの様子に合わせて変化できる園庭を目指して、本格的に園庭改修をする事を決めました。

スマートエデュケーションさんが設計の過程で、新しい園庭のイメージを3Dパース(VR)で作成してくれました。図面を確認するのが苦手な先生にとって、築山の高さや遊具の位置、動線がイメージしやすくなりとても助かりました。3Dパースを保護者に見てもらいとても好評でした。

約1ヵ月半の工事がスタートしました。既存の遊具の撤去や移設、土壌改良、遊具の施工、植栽まで丁寧に工事をして頂きました。

ASOBIOの園庭が完成後、植栽への水やりやメンテナンスの方法を丁寧に説明していただきました。

ASOBIOをオープンしました。子どもたちの遊びがこれほど変わるのかと驚きました。従来のグラウンド中心で先生主導型の遊びから、子どもが自ら遊びを生み出す、子ども主体の環境になりました。

子どもが築山を掘ったり、水を流したりするので、トンネル(塩ビ管)が露出する事件が起きました。以前なら子どもを注意し、修繕していましたが、子どもの様子を見守る事になりました。後日、子どもたちが自分たちでトンネルを埋戻すプロジェクトにつながりました。
ASOBIOの園庭を整備して、子どもの姿だけでなく、先生の姿も変わってきました。

これからも子どもたち姿を見ながら、面白い園庭になるよう改善を続けます。