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園庭整備を終えて

バンビユニバーサルこども園

園長　川瀬るり子

はげ山が生きた山へと生まれ変わり、新たな生態系が子ども達の目の前にででーんと現れました。

子ども達はこの場所に「子どもも昆虫も植物もみんなキラキラでいられますように」と願いを込めて「キラキラマウンテン」と名づけました。観察していると、ショウリョウバッタが集まってコロニーを作ったり、女郎蜘蛛が鮮やかな巣を張ったりと、新たな生態系が確かに息づいています。その変化を子ども達と一緒に見つける時間は、私達にとっても大きな喜びになりました。

一方で、大勢の子どもが自由にやりたい放題遊べば、山はすぐに踏み固まり、あっと言う間にはげ山になってしまいます。「子どもも昆虫や植物もみんながhappyに過ごすためにはどうしたらいい？」と問いかけながら、子どもと一緒に話し合いを重ねてきました。３か月もたつと予想通り土がむき出しになっている面積が広がってきたので、クローバーの種まきをしたり、遊び方のルールを考えたりと、試行錯誤を続けています。

この山は、自然と子どもが共に生きるための“学びの場”として、思っていた以上の価値をもたらしてくれました。
お金も手間もかかった整備でしたが、その何倍もの気づきや喜びを私たちに返してくれていると感じています。

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