園庭整備を終えて

吉田南幼稚園

園長 橋口大祐

ASOBIO園庭アドバイザー

子ども達の「いのち」がキラキラと輝く場所。

私たち吉田南幼稚園では 子ども達の「いのち」がキラキラと輝く場所。という言葉をとても大切にしながら保育・環境整備を行っています。
吉田南の生活の場には豊かな自然環境が当たり前のように用意されています。

野鳥や昆虫達が遊びにくる「ツリーハウス」。鬼ごっこや見立て遊びだけでなく、たくさん登って降りたりすることで自然と健康な身体が培われる「ふたご築山」。冷たい水遊びが保障された「じゃぶじゃぶ池」など子ども達が能動的に遊べる環境が整っています。

自然と共生する環境では子ども達が生き物や草花に直接触れ、その触れ合いを通して対話が生まれたり、観察の中で「なんでだろう?」という探究心が生まれ、様々な感性を広げているように感じます。


2023年9月には園から数分程の休耕地を地域の方から譲り受け、1,600坪以上の広大な遊び場「自然体験広場プレイランド」を整備しました。

ここでは子ども達が田んぼカヤックや手作りペットボトルイカダなどで遊んだりします。ブルーベリーなどの果樹を植え、収穫体験なども楽しむことが出来ます。園から地域へ遊びのフィールドを広げた事で地域自然まるごとを子ども達が意識するようになり、園だけの環境のみならず地域に生息する生物等へも興味を持つ姿が見えてきました。今後益々サステナブルな思考が重要視される中、ここでの経験・体験が「環境教育」の種蒔きとなれば嬉しく思います。

自然体験広場プレイランドは「こどもがまんなか社会」の拠点として今後地域の方も巻き込みながら「進化する場」になれることを1つの目標にしています。

ASOBIO園庭アンバサダーは、 園の見学や相談を受け入れている園の先生や専門家です。