園庭整備を終えて

東住吉幼稚園

副園長 伊藤 明日矢

広い園庭を、もっと多様な遊びが展開される場へ。

子どもたち一人ひとりに「好きな遊び」や「お気に入りの場所」を。そして、沢山の学びや発見のある園庭へ。そんな思いから、園庭の一角にASOBIOエリアをつくりました。

これまでの園庭で楽しんできた遊びを大切にしながらも、木々や草花が加わったことで、環境に新しい表情が生まれました。季節の移ろいとともに、生き物たちが訪れ、子どもたちは虫や植物に興味を持ち、自然との関わりを広げています。

子どもたちと一緒にクローバーを植え、日々の成長を楽しみに観察しています。金柑の木ではアゲハチョウの卵を見つけ、幼虫を育て、サナギを見守り、羽化した蝶を空に放つ姿も見られました。池にはヤゴやドジョウ、タニシ、メダカ、ミナミヌマエビなど、さまざまな生き物が息づき、子どもたちの観察や発見の場となっています。

身近な自然との関わりの中で、「命のつながり」を感じる経験が生まれています。

どろんこエリアに設置したガチャポンプは、子どもたちに大人気。ポンプを押して出てくる水の勢いや冷たさを感じながら、泥や水の感触を全身で楽しんでいます。水を流したりためたりしながら、自然と友だち同士での協力や試行錯誤も生まれています。

木々の間を歩きながら発見したり、草花を摘んでままごとにしたり、泥や水と関わりながら感触を楽しんだり、岩を渡り植物を踏まないように成長を見守ったり、子どもたち自身の「やってみたい」という思いから、これまでにはなかった“遊び”が次々と生まれています。

季節ごとに表情を変える園庭で、子どもたちとともに遊び、学び、育つ時間を大切にしながら、この場所が子どもたちの「挑戦してみたい」「もっとやってみたい」という気持ちを育む環境であり続けるよう、大切に見守っていきたいと考えています。