園庭整備を終えて

安養寺めぐみ幼稚園

副園長 中臣 拓

当園では創立以来、子どもの主体性を重んじ自由感あふれる保育を展開しています。副園長に就任し、子どもたち自らが遊びを選択し挑戦できる環境について改めて見直した際、平面で砂地の運動場が子どもたちにとってふさわしい環境なのか疑問を持ち「園庭を変えたい」と思っていました。しかし、どのように園庭改革に着手すればよいかわからない、そんな悩みを持っていたときにASOBIOを知りました。

着工に至るまで、安全管理や環境維持に対する不安の声が園長や職員にありましたが、ASOBIO担当の方を中心とした事前打ち合わせを職員全員で行っていくことで、全員が納得した環境づくりへ舵を切ることが出来ました。

環境の変化に伴い生態系にも変化が生まれ、多くの動植物と触れ合い夢中になれる環境ができ、外で遊ぶ時間のなかに新たな刺激が生まれました。自然環境のなかに出来た起伏(バンク)も子どもたちのお気に入りの場所となりました。

私が理想とする園庭全面森の幼稚園にするという野望は、平面を残したいという園長の声で実現していませんが、ASOBIOの園庭で大切にされている「未完成の完成」という想いのもと、これからの環境の変化を子どもたちと楽しめることにもワクワクしています。