園庭整備を終えて

さくら幼稚園

園長 荒川 千惠子

改修前は起伏がなく“広い運動場”という感じの園庭でした。かくれんぼをしてもすぐに見つかってしまいます。また、上履きで遊べる中庭もあるせいか、外庭に出ることが少ない状況でした。そこで、子ども達にとって“もっと魅力的な園庭を”と考えていたところ、ASOBIOに出会いました。

今回は園庭の一部改修で、築山とトンネルの造成・植栽を行いました。すると1・2歳児でも築山に上り下りし、2歳児は石垣をよじ登ったりもします。外に出ることがうれしくなり、運動量がかなり増えたようです。トンネルの中に隠れたり、疲れるとトンネルの中で寝転び涼んでいたりと、今までになかった姿が見られるようになりました。昆虫図鑑を見るのが大好きだった3歳児が、散策中にミカンの木の葉っぱが全部なくなっているのを発見!見つけたアゲハ蝶の幼虫が羽化する様子を観察することもでき、自然体験を通した学びが増えています。

園庭開放で来園した未就園児がクローバーを摘んだりして、自然に触れながらのんびりと過ごす様子に、保護者も笑顔で見守り、癒しの空間にもなっているようです。今後は樹木が茂り、さらに自然を活用した遊びの体験が増えていくことを期待しています。