「植物や自然に詳しくない」、
「虫が苦手な先生がいるので心配」などの
不安をもつ方も多くいると思いますが、心配はいりません。
私たちは全国2,000園以上で保育環境や、
園庭づくりをお手伝いしてきました。
設計や施工はもちろん、園庭改修をされた園さんをご紹介したり、
先生向けの園庭研修も行っています。
このページでは園庭の作り方やヒントをまとめました。
ASOBIOがある
園庭を見学
百聞は一見に如かず。実際の園庭を見ることに勝るものはありません。園の視察には園長や主任の先生が出かけることが多いようですが、それはおすすめしません。保育を実践する現場の先生たちにこそ、園庭を目で見て感じていただきたいと思います。
園庭を見学するだけでなく、保育をしている現場の先生の姿を見る、交流する、共感することが大切です。自分と似た立場の先生の姿を見れば、「やってみたい」という好奇心が生まれるはずです。
ASOBIO園庭アンバサダーの園を中心に、見学可能な園もご紹介いたします。ご相談ください。
自園の園庭や
屋外環境を整理
皆さんの園の園庭環境や屋外環境をチェックしてみましょう。チェックする際には下記の3点で分類するとよいでしょう。
鉄棒や遊具、グラウンドは①の多様に身体を動かす場、
砂場やデッキは②の想像や創作を広げる場に分類されます。
園庭を見ると③の自然と関わりを持つ場が案外少ない事に気づくのではないでしょうか。
園庭にASOBIOを
設置する
園庭を改修する際に先生を上手に巻き込む事が大切です。ASOBIOに関心を持つ先生もいれば、外遊びや虫が苦手で引っ込み思案な先生もいます。当社ではASOBIO園庭研修をお勧めしています。グループワーク形式で子どもの遊びをイメージしながら、イラストや文字で新しい園庭をデザインする楽しい時間です。自然や生き物、植物に関する知識は必要ありません。
研修では、園庭改修後の事も考えます。子どもの様子をよく観察し、子どもの姿を先生同士や保護者との間で共有する。そんな保育のサイクル(子どもベースのサイクル)をつくることが重要です。このサイクルを上手に回すためにドキュメンテーションを採用する園が増えています。当社ではドキュメンテーションの研修も行っています。
当社で園庭研修から園庭設計、施工までを担当した埼玉県つつじ幼稚園さんの園庭改修プロジェクトの事例をご紹介します。
ASOBIOを
充実させる
ASOBIOのある園庭をより充実させるためのヒントを紹介します。園庭ビオトープの専門家である、公益財団法人日本生態系協会さんと、玉川大学の大豆生田先生からアドバイスをいただき3ステップにまとめました。
Step1は園庭の雑草を刈らずに草地を設けることから始められる内容です。Step2では園庭で生きる植物や虫、動物の地域性を意識しすることをアドバイスしています。皆さんの地域ならではの樹木や植物を育ててみたり、ASOBIOを起点とした遊びが展開されるよう工夫をしましょう。Step3は生き物の多様性をモニタリングすることをアドバイスしています。園庭に何種類の生き物が生息しているのか、子どもと一緒に図鑑作りをしたり、生き物の命の話をしてみてください。Step3までくれば、立派すぎるASOBIOです。